パスを出す楽しさを知ることが、バスケットボールをもっと楽しくする
- N Suzuki
- 10月14日
- 読了時間: 2分

バスケットボールは「点を取るスポーツ」ですが、本当の魅力は“パス”にあります。パスはただボールを動かすための手段ではなく、仲間を信じ、つながりを生み出し、チームでプレーする楽しさを広げてくれる大切なアクションです。
カテゴリーごとにパスの価値観は少しずつ変わっていきますが、特にU12年代にとって「パスを出す楽しさ」を覚えることは、バスケットボールそのものを好きになるための大きな一歩です。自分が出したパスから仲間がシュートを決めたとき、チーム全体が笑顔になる。その瞬間に「つながるバスケット」の本当の楽しさを感じることができます。
仲間とつながる瞬間
パスを出すと、仲間が「自分を信じてもらえた」と感じます。そしてその仲間がシュートを決めたとき、パスを出した自分も一緒に喜びを味わえます。点を取ったのは味方でも、「自分がつないだからこそ」という誇らしい気持ちになるものです。
相手を出し抜く面白さ
ディフェンスを引きつけて、空いた味方にパスを通す。ノールックで相手の意表を突く。そんな瞬間には、点を取るのとは違った「頭脳戦の楽しさ」があります。
は技術だけでなく、想像力や判断力といった発揮できるプレーでもあります。
信頼が生まれるプレー
良いパスをもらった選手は「自分のことを見てくれている」と感じます。逆に言えば、パスを出すことは「味方を信じる」行為でもあります。信頼関係が生まれるとチームの雰囲気も良くなり、コートの中で自然と声が出るようになります。
ゲームをつくる楽しさ
パスを回すことで、試合のリズムやスピードを変えることができます。速い展開に持ち込んだり、落ち着いて攻めの形を作ったり。パスはチームの「頭脳」として、ゲームをコントロールする力を持っています。
ナイスパスから広がる笑顔
ナイスパス → シュート成功 → チームが盛り上がる。この連鎖を作れるのが、パスの最大の魅力です。得点を取る喜びだけでなく、仲間と一緒に喜びを分かち合えるのが「パスを出す楽しさ」なのです。
バスケットをする中で、「点を取る喜び」ももちろん大切です。けれど、ぜひ「パスを出す楽しさ」も味わってほしいと思います。
カテゴリーが上がれば、パスの価値観や意味は少しずつ変わっていきます。それでも、U12年代の子どもたちにとって、自分が出した1本のパスで仲間が笑顔になり、チームがひとつになっていく――。その瞬間こそが、バスケットボールの本当の魅力であり、チームスポーツの素晴らしさだと感じます。



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