「楽しさ」ってなんだろう? 〜バスケットボールにおける3つの楽しさ〜
- N Suzuki
- 7月14日
- 読了時間: 3分

バスケットボールの練習や試合をしているとき、「楽しい!」と感じる瞬間は人それぞれだと思います。
私たち指導者として、日々子どもたちと接する中で、「楽しさ」には大きく分けて3つあるのではないかと感じています。
1. 一時的な楽しさ 〜刺激としての楽しさ〜
ひとつ目は、「一時的な楽しさ」。
これは、新しいことにチャレンジしたり、ゲームで点が入ったときに感じるような、
瞬間的なワクワク感や達成感です。
仲間と笑いながらプレーする時間や、試合に勝ったときの喜びもこの楽しさに含まれます。
スポーツを始めたきっかけにもなりやすく、「またやりたい!」と感じる原動力にもなる大切な楽しさです。
2. 継続する楽しさ 〜自分の成長を感じる楽しさ〜
ふたつ目は、「継続する楽しさ」。
これは、少しずつ自分の身体の使い方が変わっていき、「前よりうまくなった」「思った通りに動けた」と感じられる、内側から湧いてくるような楽しさです。
最初はできなかったことが、繰り返しの練習や意識の変化によってできるようになる。
その過程で自分自身の成長に気づけると、「もっとやりたい」「もっと上手くなりたい」
という気持ちが自然と生まれてきます。
3. 仲間と一緒にやる楽しさ 〜チームスポーツの魅力〜
そして三つ目は、「仲間と一緒にやる楽しさ」です。
練習でも試合でも、嬉しいときも悔しいときも、いつもそばに仲間がいる。
この“誰かと一緒に頑張る”という経験は、子どもたちにとって何よりも大きな財産になるはずです。
仲間と励まし合い、喜びを分かち合い、時にはぶつかりながらも一緒に前へ進んでいく。
そんな時間は、バスケットボールを超えて、きっと一生の思い出になっていくと思います。
私たち指導者は、子どもたちがこの3つの「楽しさ」を感じられるような環境づくりを大切にしています。
「できた!」という成長の実感や、仲間とのつながりを感じられる瞬間を一緒に喜ぶことで、「もっとやりたい」「もっと楽しみたい」と思えるような指導を心がけていきたい。
バスケットボールを通じて、技術だけでなく“心の豊かさ”も育てていけるような関わりを、
これからも目指していきたいと思います。
Tres Basketball Academyでは、子どもたちがこの3つの「楽しさ」——
「一時的な楽しさ」「成長の楽しさ」「仲間と過ごす楽しさ」——を感じながら、
バスケットボールを続けていける環境づくりを目指しています。
スポーツの本質は「楽しむこと」。
でもその楽しさは、ただ笑うだけではなく、自分の成長や仲間とのつながりの中にあると、私たちは信じています。
これからも、子どもたち一人ひとりが「もっとやりたい!」「もっと楽しみたい!」と思えるような時間を、Tres Basketball Academyで一緒につくっていきたいと思います。



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