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考える力は知識の上に成り立つ

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

気づけば前回の更新から5か月が経っていました。


なんだか最近は仕事に追われる毎日で、帰宅してからもなかなか文章を書く時間を作ることができませんでした。

ブログを見返してみると、1月から更新が・・・もう既に6年生も卒団し中学生になって早2ヶ月が経過・・・卒団した6年生たちのことも書けていません。

彼らとの思い出や成長については、また改めて書きたいと思っています。


久しぶりの更新になりますが、今回は私が日頃の指導の中で考えている「教える指導」と「引き出す指導」について書いてみたいと思います。


近年、スポーツ指導の現場では「答えを教えるのではなく、選手自身に考えさせることが大切」と言われることが増えました。


私自身も、選手が自ら考え、判断し、行動できるようになることは非常に大切だと考えています。


しかし、育成年代の指導においては、「教える指導」と「引き出す指導」のどちらか一方が正しいとは思っていません。


むしろ大切なのは、その年代や選手の成長段階に応じてバランスを変えていくことだと考えています。


例えば小学生の選手に、

「なぜうまくいかなかったと思う?」「どうすればディフェンスを抜けると思う?」

と問いかけたとします。


もちろん考えることは大切です。


しかし、そもそも選手が


・間合い・緩急・重心移動・駆け引き・フェイント


といった考え方や技術を知らなければ、考えるための材料がありません。


カードゲームに例えるなら、手札が2枚しかない状態で最善の一手を探しているようなものです。どれだけ考えても、選択肢そのものが少なければ限界があります。


私は育成年代の指導者の役割は、まず選手の持つカードを増やすことだと思っています。


新しい技術を教える。

新しい考え方を教える。


成功例を伝える。

失敗例を伝える。


そうやって選択肢を増やしていくことで、選手はさまざまな状況に対応できるようになります。そしてカードが増えてきたら、今度は問いかけが重要になります。


「この場面ならどの技術を使う?」


「他に選択肢はなかった?」


「なぜその判断をしたの?」


ここで初めて、選手の思考力や判断力が育っていきます。


私はよく、


「考える力は知識の上に成り立つ」


と考えています。


何も知らない状態で考えることには限界があります。

知識や経験という土台があってこそ、より良い判断や工夫が生まれます。

だから私は、小学生年代ではまず教えることを大切にしています。


もちろん一方的に答えを与え続けるわけではありません。


教えることで選択肢を増やし、その後に問いかけることで選択肢を使いこなせるようにする。その積み重ねが、将来自ら学び、自ら成長できる選手につながると考えています。


教える指導か、引き出す指導か。


私はその二択ではなく、

「教えることで選択肢を増やし、引き出すことで選択肢を使いこなせるようにする」

ことが大切だと思っています。


そして最終的には、指導者がいなくても自分で考え、自分で成長できる選手になってほしい。


これからもそんな育成を目指していきたいと思います。

 
 
 

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