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基礎の上に感覚を積み上げるということ

  • 執筆者の写真: N Suzuki
    N Suzuki
  • 1月21日
  • 読了時間: 3分

「基礎を大事にするおか、感覚を大事にするのか」

育成の現場ではよく出てくるワードだと思います。

皆さんは基礎と感覚どちらを大事にされますか?


私自身の考えはとてもシンプルで、「基礎があるからこそ、感覚は磨かれる」という考えです。


感覚だけを求めると、プレーは一時的に派手になりますが、再現性がなく、成長が頭打ちになります。

逆に基礎だけを求めすぎると、判断が遅くなり、試合で使えません。


だからこそ、大切なのは、基礎を土台にしながら、どんな成功・失敗を積み上げているかだと考えています。




成功・失敗には4種類ある

私は、日々のプレーを次の4つに分けて捉えています。


・いい成功

・いい失敗

・悪い成功

・悪い失敗


この中で習慣化して積み上げるべきなのは「いい成功」と「いい失敗」だけです。



いい成功とは何か

いい成功とは、


・正しい判断ができている

・基礎に基づいたプレーである

・再現性がある


こうした成功です。

この成功は、結果だけでなく「なぜ成功したか」を理解できるため、選手の中に確かな基準と自信を残します。



いい失敗こそが感覚を磨く

育成で最も価値があるのは、実はこの「いい失敗」です。


・判断や狙いは正しい

・チャレンジした結果の失敗

・何が足りなかったかが分かる


この失敗は、次にどうすればいいかを自分で考える材料になります。

感覚は、この「いい失敗」を繰り返す中で磨かれていきます。



一番怖いのは「悪い成功」

逆に、最も注意が必要なのが「悪い成功」です。


・判断が曖昧

・たまたま入った

・無理なプレーが結果的にうまくいった


こうした成功は、その瞬間は気持ちがいいですが、長い目で見ると選手を成長させません。


むしろ

「考えなくていい」

「誤魔化してもなんとかなる」

という間違った基準を作ってしまいます。


悪い成功は、静かに選手を下手にしていく。私はそう考えています。



悪い失敗も積み上げない

・意図がない

・判断がない

・何が悪かったか分からない


こうした失敗も、成長には繋がりません。自信を削り、感覚を鈍らせてしまいます。



私たちコーチが大切にしている評価軸

クラブでは、

「入った・入らなかった」「勝った・負けた」だけでプレーを評価することでなく、

それよりも、

「判断は正しかったか」、「狙いを持って選択できていたか」

ここを大切に指導していきたいと考えています。


基礎を土台に、

いい成功といい失敗を積み上げる。その先に、試合で本当に使える”感覚”が育つと考えています。



最後に

感覚とは、自由ではなく、基礎の上に積み上げられた選択力です。


どんな成功・失敗を日常にするかで、選手は確実に変わっていきます。


これからも、「上手くなる成功と失敗」を積み上げる環境を大切にしていきたいと思います。

本内容は、私自身の育成経験をもとにした一つの考え方です。

全ての環境や年代に当てはまるものではありませんが、何かのヒントになれば幸いです。


 
 
 

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